ファッションが好きな方やかっこいいから憧れるという方まで、理由はさまざまですが、デザイナーという仕事に憧れを持つ方は多いでしょう。
しかし、一方で「デザイナーになりたいけど、高卒なので難しいかもしれない」と、不安に思う方がいるのも事実です。
そこで、この記事では高卒でもデザイナーになれる理由から、実際にどのような職種があるのかまで詳しく説明していきます。
取得した方がいい資格なども説明していくので、ぜひ参考にしてください。
高卒でもデザイナーになれるの?
皆さんが一番知りたいのは、高卒でもデザイナーになれるのかということですよね?
結論から言うと、高卒でもデザイナーになれます。
というのも、デザイナーになるために必要なのは知識やスキルであり、学歴や資格はほとんど関係ありません。
むしろ、学歴で自分に自信が持てない方も、このWEB業界では経験とスキルさえあればすべてカバーできるのです。
高卒でもデザイナーになれる理由
高卒でもデザイナーになれる理由は、大きく分けると以下の2つです。
- 学歴を重視されない
- 高卒からデザイナーになっている人は多い
では、それぞれ詳しく紹介していきます。
学歴を重視されない
まずは、学歴を重視されないという点です。
そもそも、デザイナーというクリエイティブな業種は実力や結果がすべてなので、学歴が高い低いは関係ありません。
採用の面でも、いくら高学歴でもスキルがなければ意味がなく、むしろ高卒でもスキルを持っていれば需要もあるのです。
厚生労働省の調査でも、「最終学歴が大卒未満のWebデザイナーが多いと感じる」という方が大半を上回り、学歴は重視していないということが結果として示されています。
高卒からデザイナーになっている人は多い
実際に、高卒からデザイナーになっている方は多く存在します。
高卒だけでなく、中卒や別の業種に勤めていた方、職歴のない主婦の方なども、デザイナーとして活躍しているのです。
学歴に左右されない職業だからこそ、スキルを取得したり行動したりすることがより重要になってきます。
デザイナーの職種と仕事内容を紹介
ひとえにデザイナーと言っても、その種類はさまざまです。
例えば、以下の4つがその代表的な職種になります。
- Wedデザイナー
- イラストレーター
- グラフィックデザイナー
- ファッションデザイナー
それぞれの仕事内容を詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
Webデザイナー
最近よく耳にするWebデザイナーという仕事ですが、名前の通り「Webサイトをデザインする人」を指します。
具体的には、クライアントから依頼を受けWebサイトをデザインしていくのですが、見た目だけではなく実際にユーザーが使いやすいか、という点も意識しなければなりません。
構成やレイアウト自体はWebディレクターが設計することが多いので、基本的にWebデザイナーは、サイト全体のイメージを構成するのがメインの仕事です。
イラストレーター
イラストレーターとは、雑誌のみならずWebや紙媒体、ソーシャルゲームなどで使用されるイラストを描く職業です。
具体的には、クライアントの依頼でイラストを製作、納品します。
イラストの多くは、商品のパッケージやポスター、雑誌など、わたしたちの身近なものです。
なかには、医療や工業関係など、専門的な分野に特化してイラストを描く「テクニカルイラストレーター」も存在します。
ほとんどのイラストレーターは、制作会社に所属し仕事するケースが多いのですが、最近はフリーランスとして活動することも多いようです。
グラフィックデザイナー
現在、ビジネス業界のなかでもクリエイター関連の需要は高く、そのなかでも特に人気があるのがグラフィックデザイナーです。
仕事内容としては、カタログやポスター、商品のパッケージなど平面デザインを手がけます。
イラストレーターと異なり、グラフィックデザイナーは企画から制作まですべてに関わるのです。
この仕事では、美しく印象的にデザインできるかということが重要になります。
ファッションデザイナー
ファッションデザイナーは、洋服をデザインすることだけが仕事ではありません。
ブランドのコンセプトを考えたり、ファンションショーを開催したり、実力や努力は必須ですが、時には流行さえ作り出してしまうとても魅力的な仕事です。
しかし、見た目とは裏腹に高い技術や専門性が必要なので、一人前になるまでには時間もかかります。
ただ、その分大きなやりがいが得られるのも事実です。
高卒で目指すならWebデザイナーがおすすめ!
「学歴にコンプレックスがある」このような悩みを抱えている方は、多いのではないでしょうか?
そんな方にこそおすすめなのは、Webデザイナーの仕事です。
今から学歴を取得しようと思っても、かなりの時間を費やすでしょう。
しかし、Webデザイナーに必要なのはスキルと経験なので、頑張れば高卒でもフリーランスとして活動可能です。
さらに、副業としても人気なので、学歴がある方たちより収入を得られる可能性もあります。
高卒でWebデザイナーになるために最低限必要なスキル
高卒でWebデザイナーになるためには、最低限以下の2つのスキルが必要です。
- デザインの知識
Adobe IllustratorやPhotoshopのスキル
それでは、それぞれ詳しく紹介していきます。
デザインの知識
デザイナーとして魅力的なWebサイトを制作するためには、デザインの基礎知識を事前に学ぶ必要があります。
そもそも、Webページの構成は使用目的や形が決まっていることが多く、セオリーから外れたデザインは使いにくさの原因になるのです。
さらに、Webデザインのトレンドは日々入れ替わっているので、トレンドを熟知しておけば、クライアントの要望に応えられるでしょう。
Adobe IllustratorやPhotoshopのスキル
デザイナーとして現場に立つ場合、多くのWeb制作会社で採用されているPhotoshopや、ロゴなどのイラストパーツ制作に必須であるIllustrator、というデザインソフトを操作するスキルが必要です。
そこで、仕事の幅を広げるためにも「Photoshoクリエイター能力認定試験」や、「Illustratorクリエイター能力認定試験」に合格しておいた方が良いでしょう。
Webデザイナーになるために資格は必要?
「Webデザイナーになるためには、どんな資格を取得すればいいの」
そんな悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
結論から言うと、Webデザイナーに資格は必要ありません。
しかし、Webをデザインする上で、取得しておくと良いおすすめの資格はあります。
例えば、以下の7つです。
- ウェブデザイン技能検定
- Webデザイナー検定
- カラーコーディネーター検定試験
- Webクリエイター能力認定試験
- HTML5プロフェッショナル認定試験
- Photoshopクリエイター能力認定試験
- Illustratorクリエイター能力認定試験
教材を購入して独学で学ぶこともできますし、今はさまざまな通信講座やスクールもあるので、これらを利用してみても良いでしょう。
まとめ
さまざまな職種があるデザイナーという仕事ですが、それぞれに魅力があります。
今回は、そのデザイナーという仕事は高卒でもなれるという理由から、実際に必要なスキルまで詳しくご紹介しました。
実際、高卒でデザイナーになりたいと思っても、なにから行動したら良いかわからないという方は多いのではないでしょうか?
そのような方に必要なのは、きちんとした手順に沿って行動するということです。
学歴という枠に捉われず、デザイナーという明るい未来に向かって、まずは自分のやるべきことを鮮明にさせましょう。